9/5分、本サイトの方で削除した文。

●2003/9/6

 ビューティー、と名乗っているわけですが。これはなかなか恥ずかしい名前ではないでしょうか。実際に言うとなると。

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 鉤屋のイベントに行ってきた。

 鉤屋とは、グレコローマンかたぎというサイトを運営しておられる、そねさんが興した会社。今回のイベントは、8/10に行われた鉤屋創立イベントの模様を録画したフィルムを上映する、という企画。

 行く前から少し気になっていたことがあった。それは「ビューティー」という名前で席を予約してしまったこと。俺、受付で「ビューティーです」って言うのか。それだけは何としても避けたい。避けられないなら、受付の人に「ビュー〒ィ7ル突然というサイトをやっている関係でビューティーと名乗っている者です。別に自分の容姿がビューティーだとか思っているわけではありません。」と、これだけは早口で伝えたい。何としてでも。

 そんなくだらないことを心配しながら、いよいよ当日を迎えた。会場に到着し、受付のノートを覗いたら「ビューティー」って書いてあった。そりゃそうだ。俺が言ったから。しょうがない。自分の蒔いたタネ。

 悶絶しそうになりながらも、ノートのビューティーと書いてあるところを指差し「こ、これです」とだけ震える声で何とか告げた。受付の方が丁寧に確認。

 「はい、ビューティーさんですね。」

 死んだ。すみません。ビューティーですみません。生まれてきてすみません。その時、受付の横に居た女性が一言。

 「あ、ビューティーさんですね。」

 ダブルプレーでツーアウト。ビューティーは二度死ぬ。遠のく意識の中で「あぁ、舌を噛み切るのって痛いかなぁ」とか考えながら会場の中へ向かう。そこへ受付の方がもう一言。

 「すみません、料金…」

 あぁ、もう本当にすみません。死んでお詫びします。生命保険でお支払いします。

 フラフラとした足取りで座席に着き、開演時刻を迎える。すると、さきほど受付の横に居た女性が前へと歩み出て話し始めた。あ、貴方がそねさんでしたか。頭がボーっとしていて、見えてませんでした。美しい方ですね。名前、交換して頂けないでしょうか。できれば今。





 上映された出し物は、どれも面白かった。そして強烈だった。俺も名前のことなど、すぐに忘れて純粋に楽しんだ。

 東京には面白いものがたくさんあるんだ。それを確認した札幌での夜。





 上映が終わり、会場を出ようとした時に、そねさんが俺を呼び止めた。

 「ビューティーさんですよね?」

 三度死んだ。スリーアウト、チェンジ。どなたかチェンジして頂けませんか。名前を。できれば今。

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 酔っぱらって書いたので、グダグダかも。正気に戻ったら削除するんじゃないかと思います。すみません。