Electric to Me Turn

今週から始まります「ホイチョイで覚えるPython」。第一回目は、4行で「波の数だけ抱きしめて」、です。

# 波の数だけ抱きしめて

i = 'nami'
while i:
    print 'dakishimete'
    i = i[1:]

これを実行すると、namiの字数だけdakishimeteが出力されます。


[全行解説]
0行目:Pythonコメントアウトは#記号で行います。
1行目:変数 i にnamiという文字列を代入しています。型宣言は不要です。
2行目:i がtrueと評価されるかぎり繰り返しを行うループです。空になるとfalseが返されて終了します。
3行目:文字列dakishimeteを出力する命令です。ここからインデントされていることで、whileブロック内にあることが表されます。
4行目:i をリストのように扱ってスライシングします。一文字目が削除されます。



[次週予告]
goto文の無いPythonで「私をスキーに連れてって」!

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というメモをしてたのが、たぶん一年近く前。次週はありません。

最近はPythonの入門本もたくさん出てるようだが、当時は日本語で読める本がほとんど無くて、俺みたいにプログラミングも英語も良くわかってない人が読む本なんて「初めてのPython」か「Pythonで学ぶプログラミング作法」かの二択という状況で、さらにその二冊から選ぶと言っても、分厚い「初めてのPython」は168ページまで読み進めてやっとハローワールドというスパルタンな作りで、かたや薄っぺらい「Pythonで学ぶ…」の方はたった137ページで再帰の話が始まるという両極端さで、これちょっと外人の言うことを真に受けてPythonからプログラミングに入った日本人って全員死んだんじゃねえのと思うような悲惨な状況だったことを記しておきたい。

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窓の杜NEWSにアマザーが出たので、嬉しくなって、今日はフリーウェア作家ぶってみました。