ともさかりえサイドより「お父さんとお父さんのはさみ焼き」NGの旨。

みなさん、おっぱいは好きですか。


僕は好きです。そうそう、このあいだの只野仁スペシャル見ました? 見てないの? いや、いいけどね、只野仁スペシャルで椎名法子がね、あのー、椎名法子ですよ、「大きなあなた小さなわたし」でおなじみの。それも知らないの? あんた何も知らないね。まあ別にいいんですけど、椎名法子が只野仁スペシャルで下着一枚にさせられててビックリしましたね。芸能界って怖いね。自分の娘は入れられないね。あの椎名法子が、今やB級ドラマでお色気係やってるという。お前はこんなところにいる人間じゃないだろう! と。昔で言えば巨人の大森みたいなもんですよ。なに、大森も知らないの? もういいよ…。


話をおっぱいに戻しますね。最近、「乳間ファッション」という言葉があります。よく知らないんですが、30代女性向けの雑誌が、読者に向けて「おまえら、もう年なんだからおっぱいくらい出さなきゃしょうがねえだろ」という身も蓋もない話をわりと直球で投げかけてるみたいです。怖いわー。そんな雑誌買う女が怖い。芸能界も怖いけど女も怖い。さすがに、まんじゅう怖いくらいは知ってるよね。あぁ、俺は女が怖いなあ!


さて、乳間。どうなんでしょう。おっぱいという言葉が表すものを、胸元にある二つのふくらみのことであるとするならば、乳間は「おっぱいで無いところ」と言い換えることもできます。これ、何でもないですよね。なのに今、乳間で男を釣れることになっている。おかしいじゃないですか。これがね、「乳頭ファッション」ならわかりますよ。両乳首にペンダントぶらさげて街を歩くのが流行するというなら、諸手を挙げて歓迎します。ところが、そうではない。胸元を強調する意味で乳間ファッションという提案がなされたのであれば、おっぱいファンを代表して遺憾の意を表明していきたい。そういう所存でございます。


ここまで言い切ってしまったところで何なんですが、じゃあおっぱいファンにとって乳間ファッションの登場は無意味かと言われれば、そんなことはありません。むしろ、ふくらみより谷間を見て興奮するという場合も少なからずあると思います。つまり、「おっぱいで無いところ」というだけの意味の乳間に興奮する気持ちがある。乳間は乳間としてアリ。


この気づきが、仏教で言う「色即是空」なんです。

永六輔の講話より